10月号
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れ実に対して潤いとして草花や椿をそえなければならない。枝振りはかなり曲があるので、それほど携める必要はないが、実付きの多い枝、少ない枝をバランスよく配置して形を作って行く。花型行の草花器陶耳付花瓶一種挿棒も一年中使われる花材なので、いける機会が多い。この生花をいけてから、同じような形の白椿を日月号にのせたのを思い出した。それは私の椿に対する癖というものだろうか。一枝一枝形の違う筈の椿をよく似た形にいけてしまうのは私の中に定形ができているからかもしれない。良し悪しは別として途惑わざるを得ない。花材実付椿花器青磁花瓶椿7 ;ど

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