10月号
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あかつ的吾−れれ亦ι紅が立ち上がる。こうJょうむくけやまごぼうはぎりんどう季節の分け方というものも決まっているようでいながら一体いつからが秋なのか、今年のように酷い暑さが続くと九月二十日頃までが真夏だったのではないかと思いたくなる。高温で雨量の少なかったこの夏は植物達にも辛い二た月で枯死してしまったものも相当な数にのぼることだろ、っ。厳しい夏を越してきだ秋草を八種類集めていけてみた。広い大きな朱塗りの水盤に水をたっぷり張ってまず綿から挿して行く。この綿の花は白いが日本で栽培されているのは黄花種が多い。綿は葵科の植物なので花も芙蓉や木僅によく似ている。その下にいけられたピンクの小花は赤詰草クローバーが、江戸時代オランダからのガラス製品に保護のため詰めこまれていたのがこの草だったのである。文字通り詰草で、その種子がいつの間にか繁殖したもので赤詰草の他に白詰草があり豆科の草花である。クローバーの足もとにはピンクの小菊。そしてその左下からアメリカ山午穿がのぞき、右側は萩、龍臓の白と紫、気持よく草花の聞を秋風が通り抜け水面に漣edy五がたつようにいけたい。赤いクローバーである。詰草とよばれるのは秋(写真叩頁上)中10

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