テキスト2012
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びゃくろくむやくろく円本の伝統色名では「白緑」とよばれている色である。だが「白緑色」という色名は通じないだろう。私の使っている「日本の伝統色」という色名表には緑色系だけで一二十三色も表示されている緑系の色名の殆どは植物の葉の色由米のものが多いのは巾」然のことだろう。色名表を見ていると、こんな名前がと思うのが同てくる。「仙清茶」という色。これは渋い焦茶色である。私のはいている羽織の色に近い。別に仙粛茶と指定して染めさせたわけではないが、好きな色ではある。とり介わせた紫陽花はアンスリュlムより淡く、自に近い。督額やカーネーションにもこんな色の花が売られている。色んな色の花がとり合わせられるので私もよく選ぶ。花器は、このテキストにもよく使っている紺色の耳付コンポートでもいいが、暗くなりそうなので、胴体が朱色、上の円、か黒褐色のフリルになったガラス器にした。少しだけヒペリカムの赤い実をそえただけでおしまい。私の好みの配色である。花材アンスリュlム紫陽花ヒペリカム朱恒ガラスコンポート白緑淡いグリーンのアンスリュlム・花器11 fu-1 百綜F司

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