テキスト2011
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4←レdu1qnStuU 色ガラスコンポート枝先に烏の飛んでいるような小さな化をつけた梢物。附廷というのだそうだ。初めていける花である。多分笹行合の作いえているような山の中で育っているのだろう。花の名前は正確に知っておかないと、どんな科や属に入れられているのかわからないし、その生育地や開花の季節、仲間にどんな花があるのかもわからない。植物辞典でも調べられないのである。最近気付いて驚いたのはオクロレウカという名前である。出はじめた頃花屋さんが間違えて「オクラレルカ」とよんでいたのが、いつの間にか定着してしまって、産地から送られて来るオクロレウカの段ボール箱に「オクラレルカ」と印刷されていたのには呆れた。いけばなは海外でも幅広く支持されている。私達も海外に招かれて教えることが多い。その場合オクラレルカでは・・・。せめて学名のイリス・オクロレウヵ・ギガンテアは知っておきたい。鴎長、笹口令に合わせて紫陽花の変わり色の花をそ、えた。花器はスウェーデン。白御影石の敷板を使った。花材笹百合鴎長紫陽花カモメヅル機子3

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