テキスト2011
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FJ4H矛5白私は色のとり合わせとして同系色を選ぶことが多い。この盛花の主色となっているのは濃紫色のトルコ付税である。紫色はご存知のように、赤と青の絵の具を混ぜ合わせればできる。小学校の三年生ぐらいの頃、クレヨンから水彩画に進んだ時、色の三原色ということを習った。青と黄で緑、黄と赤で糧、赤と青で紫。その三色には黒が少し入れば色をくすませられるし、白を混ぜるとピンクや空色と様々な色が作れる。勿論ふつうの絵の具をまぜても出ないような高級な顔料を使った絵の具もある。だがペンキ屋さんだって三原色の詮蒋と向と黒で大概の色を作って町を美しく彩っているのである。ここで使ったトルコ結梗は濃紫色。赤と青が元になっているのである。ピンクのスイートピーは赤に微量の青、デルフイニューム・ベラドンナは青を薄めてこれには微量の赤が人っているようである。だが二a原色のうち二色の混色はいいが、例えば紫に黄色をまぜると濁った色になる。濁色が必要な場合もあるが、よく与えて色を選びたい。花材トルコ桔梗(竜胆科)スイートピー(一立科)デルフイニューム・ベラドンナ(金鳳花科)碧彩柚角瓶同系色仙粛11

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