テキスト2011
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うん。ゅ花器の口元を見せる仙渓普段の投入花では葉の茂った花材で花器の口元の枝や花の山口を隠すようにする。そのようにした万がU元が瑞々しく感じられ、校と花と器がうまく繋がって一つの風畏が生まれる。しかしこの頁の山菜英(水木科)とシンピジウム(品種名パウリスタ・劇科)の投入のように敢えて茂った葉を加えない場合、花器の口元の枝葉のさばきは難しいが、うまくゆけば花器と花との新鮮な関係を性み出すことができる。花器の個性をどう生かすか。いけばなの大切な要素だと思う。(「パウリスタ」はポルトガル語でサンパウロっチの立味)10

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