テキスト2011
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水際を見せる盛花仙二年ほど前に子供のいけばなの作例をテキストで解説しはじめた。すると少ない花を丁寧にいけることが自分のためにも良い稽古になっていることに気づき、是非皆さんにも体験していただきたくて、途中から省略形のいけばなを掲載してきた。いわゆる二体いけ、三体いけである。少しの花材でも披後に小石で剣山を隠して水をはると、見違えるほどの美しさを見せてくれる。その応用として並H段の稽丙でもシンプルな二種の花材で水際を見せるいけ方をしてみよう0ポイントは最後に小石で剣山を隠すこと。アマリリス(彼岸花科)の花と葉にスイートピー(豆科)だけの盛花。渓9

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