テキスト2011
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あずきゃなさことができる。写真ではわかりにくいかも知れないが、横から見ると前後にふくれた奥行きの深い花型になっている。雪柳(荒川被科)と小豆柳(柳科)を舞い上がらせ、足元に大輪のパラ(越川彼科)をとり合わせた。小一札柳がとへの動きを強めている。花材雪柳花持溜色陶水盤アイリスは初冬から光られているが、私達がいけてみようと思いはじめるのは春を感じる頃になってからのようである。多分昔からなじんでいるアヤメ科の花、杜若や花菖蒲、著義などと重ね合わせてこの花の季節を感じてしまうからなのだろう。この3頁の作例では、立ち姿のアイリスの足もとにタ霧草をそえた。タ−F務草は結梗科の地中山飛山斥が原産地の草花で、花色は円と淡紫色が多い。ここで使ったのは緑色の球花だが近頃売り山された花材である。アイリスの巾で、いちばん派手なのはジャlマンアイリス。花色は黄、オレンジ、紫、茶色と多彩な大輪花で、私は生花に時々使っている。五月に咲きはじめるのが楽しみである。花材ダッチアイリス(菖蒲科)タ説草(桔梗科)背中友(稲科)化器陶コンポートIRI 〈3貞の花〉仙粛小豆柳醤蔽Hぁ,T的3

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