テキスト2011
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紅梅と菜の花仙渓楼子椿(淡い薄紅色の椿。岡山の三垣氏が生んだ新品種。奮は少し堅めだが、勢いのある紅梅の若枝を手に入れたので菜の花といけた。この原稿を書いている今は菜の花も梅に添って真上に伸び上がっている。玄関の麿りガラスを透して朝日が差し込み、菜の花の黄色が柔らかく輝いていて、厳しい寒さをひととき忘れさせてくれる。梅の奮もようやく膨らんできた。梅の花の汁い香り。開花が待ち遠しい。花材紅梅(韮閣議科)菜の花(油菜科)花器灰色粕水盤6頁の花)9

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