テキスト2011
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真eたちびゃくしんはいひゃくしん立柏槙花型副流し花器製色紬花瓶立柏棋の幹は地を這って伸び、枝は斜め上に立ち、高さは五十γぐらいにしかならない。同じ槍科の這柏槙とよく似た枝ぶりである。近頃需要が少ないせいか、花屋に行っても無いことが多い。生花の花砲を身につけるのに大変良い花材なのに使えないのが惜しい。この作例では副流しの花型にいけたが、枝先が軽くて細い枝を使うと重量のバランスをとりやすい。その点槙や柾木とくらべると、副に長い枝が思うように使える。主軸から一見く斜めに立ち上がっている細枝も績からの姿もいいので上品な感じにいけ上がる。花器は上品な碧(あおみどり)色の重量感のあるのを用いて立柏描Eバランスを合わせている。菅1{山渓7

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