テキスト2010
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ーか一由州よれれれ人ぴ横枝をいかす仙枝振りのいい裏白の木(山梨あるいは銀菜ともよばれている)があったので、そろそろ初夏向きの盛花としていけてみた。川月になると裏側が円い小さな葉がのびはじめ、五月の半ば頃に枝先の葉の肢から小さな白い花がかたまって咲く。今の季節には新緑の枝物花材が沢山花屋に出てくる。新緑の頃の枝物花材は風通しよく見えるようにいけたい。この雌花では、あっさりと門花の透百合に、色をひきしめるために濃赤色の均薬をそえた。同じ赤系統の花でも、明るい色だとしまらないのである。裏門の木という名は学名で、格破科の七竃印刷の落+巣寸問木で、秋には楕円形の長さ一Uチほどの赤い実ができる。山梨という名で花材として売られているが、本来の山梨は同じ苔蔽科の樹木でも梨属で、この山梨が改良されて果樹としての梨になったのである。野生の山梨の実は開くてまずいので食べられない。猿梨というのもあるが、これは本.大琴科の長性落葉植物で梨とい、ユ子がついていてもそれぞれ異種の植物なのである。花材裏白の木白花透百合符薬花器トルコブルl紬花鉢渓7

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