テキスト2010
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植物の和名仙渓ドウダンツツジのことを父は満天星榔燭、或いは惟に満天足と舟いている。これは中国名で、昔中国で太上老君(老子)が天宮で仙薬を練っているとき手元が狂って玉盤の霊水がこぼれて、この木の枝に降りそそぎ、その霊水滴がかたまってこの花になって満天の星のように見、えたから満天星。一万日本では灯台蹄燭と占くが、これは海岸にある灯台ではなく木の枝か鉄の棒三本を三つ又に組んでそこに火皿をのせて灯心をひたして灯明にした。その三つ又に組んだ棒の形がドウダンの枝に似ているので灯とう台tr、3関つ脇?。なまそれが靴ってドウダンとよぶようになったそうである。植物の和名の語源に関する本は沢山出版されている。背中国から渡来した植物の漢名と、それまで日本で使われてきた古い和名とがごちゃまぜになっている上に、よびにくい名は靴った上に地方名も加わる。だが覚えなくては花は干に入らない。作例は赤花の灯Y」う台庁んつ関、,燭lと持薬。日本の円生種の灯台蹄燭と均薬は丁度今頃、五月から六月にかけて咲く。あっさりしたとり合わせで季節をいける。花材灯台瞬間有楽(円、ヒンク花掠汗磁水盤6

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