テキスト2010
17/137

はjnFB2Eえ’r晶、三寒四温小学校で地理の時間に、朝鮮半島の冬は「三寒四温と一五って、一一一日寒い日が続いて、次の四日間は少し温かくなる」と宵った。そして「日本もそれに近い」と教えられた。実際そのようである。昨日まではとても寒かったが今日は暖かい。セーターだけで、花尾、本屋その他の店を歩きまわっていたが、快い冬Hだった。梅はどこかの庭の悼込みの小で.本だけ静かに咲いているのがいい。できれば池の端、山の谷間だと脊がのっていて静かに眺めていられる。皆で集まって賑やかに眺める花ではなさそ、つに思、っ。絵でいうなら梅は水忠商的な風格を只えているようである。京都の冬の情景として私はよくこんなとり合わせの花をいけている。梅の持枝の他に枯声をそ、えたりもする。いけ合わせている紅椿は出雲大社格というらしい。旬冬今頃少しだけ人街する小輪で深紅色、葉も小さい上品な椿である。後ろの点にそえた小さい’lい花は梅ではなくて実は木瓜の小輪種である。花曜会での私の花。花材者梅梅の楚花器出雲大社椿木瓜白花小輪備前焼水盤〈2頁の花〉仙粛北風東風「こち」は春の季語になっている。東風吹かば匂ひをこせよ梅の花主なしとて春な忘れそ、という菅原道点がいけ小を去る時に詠んだ有名な欣で聞き党、えがある。それでは東西南北のすべてに風の呼び名はあるのだろうか。調べてみると、まず南風「はえ」は夏の季語で、一般にも使われることがある。ところが残る西風と北風についてははっきりとした別の呼び名は無いようだ。冬の北丙からの季節風を「ならい」(主に東日本)、「あなじ」(主に西円本)と呼ぶそうで、これらは冬の季語になっている。地域によっては丙風、北風にこれらの名をあてるところもあるらしい。冬の北風が止んではやく春の東風へ変わってほしい、そんな思いをこめて亦芽柳を横へのばし、吉のように白いスイートピーの聞から菜の花を覗かせた。〈3頁の花〉仙渓北海道函館大沼の雪山を歩く棲子3

元のページ  ../index.html#17

このブックを見る