テキスト2010
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常時〈表+舟陶製ジョッキ紙の花V今頃になると、花屋さんで鉢値えの毒が売られている。かわいいな、家に飾っときたいなと。花としていけるのには、鉢から出して土を洗い落とさなければならない。「ちょっとごめんね」と鉢からとり出す。「あとで鉢にもどしたげるから少しの間我慢して」思いながら陶のジョッキにいける。そえる花は早春の優しく明るい色の花がいい。真っ赤なポピ!と真っ白のポピーとなら持も気に入ってくれるかもしれない。いけ終わり、写真にとってから食卓に飾った。二人のチピ共は食べたそうな顔をしている。だがこ人は「この毒、まだ酸っばそうやで」と待は助かった。母が「ホツホチャンとケンチャン」のいけばなの写真をとっている時、花の横にそえた小さなおにぎりを食べられてしまったので、食べられるもの、チピ共の好きなものを使うのには少し用心した方がよさそうである。母もいけばなによく果物をそえていたが、食べられる時季だと花よりも季節戚ルがあるかもしれない。果物をいけるのは楽しい。とくにあとで食べられる果物は:::。花材ポピl花器楼子2

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