テキスト2010
132/137

省略形のいけばな「投入小品」。投入斜体中間主型の省略形(逆勝手)主材副材小松はじめは松を主材にしようと考えていたが、それにはもう少し大きめの花器がいい。この花瓶の色彩蘭の色(赤紫色)の組み合わせが気にいったので、器の大きさに合わせて松は小さめに入れることにした。(器の高さはあV。9頁にカラl写真。)松の枝と蘭を両手に持って合わせてみて、この蘭がうまくおさまる場所をあれこれ考えた末に、中間に入れることにした。松の校を二つに切り分けて副と控に出し、椿の斑入り葉でその出口を隠す。そのように蘭をのぞかせる場所をつくっておいてから主材の蘭を最後に加、えた。この蘭はデンファレを直立型にしたような花で茎も長いのでいけやすく、すでに二週間以上美しさを保ってくれている。蘭と松は相性がいいので色んな蘭と松の組み合わせが考えられるが、器の大きさと、蘭の姿とから、松の入れ方を工夫するようにしたい。蘭(蘭科)(松科)(椿科)(薄紫色)とEド間右横から見たところ投入斜体中間主型の省略形(逆勝手)椿副控,』6

元のページ  ../index.html#132

このブックを見る