テキスト2010
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+化刑4f什の首十刑4立花研修発表会六角通冨春軒十一月七日日曜日六角の家で立花の研修会をはじめてかなりの年月になる。丸一円かかる稽古なので私もそんなに時間がとれなかった。最初は一ヶ月に一度のつもりではじめたのだが年に二、三回しか稽古できなかった年も多かった。そのうち皆さんが面白くなり初め114H頁私もその気になって近頃ようやく月一回ということになった。立花の面白さは、何か一つの自分の世界を構築するということだろう幹を立て、枝をはらせるためには様々な工程、色々な工具も使いこなさなくてはならない。普通の生活では持ち出すことのない道具類、そして伝承されてきた様々な技法。例えば竹の受筒(下図)。これはフラワーアレンジメントに受けつがれてカトレアホルダーが欧米で使われるようになった。いけばなの占典的な技術が今現在にも利用されているのである。立花は九本の役枝で成り立ち、そこに幾つかのあしらいがそえられるその上に季節とい、っ大切な要素が加わり、花型を守りながら色彩効果も考えなければならない。考えなければならないことが多すぎる上に手間もかかる。だからこそ出来上がったときの喜びも大きいのである。幸い今回十四瓶の立花を並べることができた。出瓶の皆榛に申し上げたいのは、ここからが本格的な稽古の始まりa。真間だということである。仙粛赤芽柳花器煤竹寸筒この赤芽柳の生花は二週間前にいけた。この原稿を芹き始めて、どんな風にいけたのかなと見に行ったら赤芽の赤い皮は八分通りはがれて淡いねずみ色の穂が出はじめている。その上誰かが少し手古たらしい。写真よりちょっと姿が良くなっている。丁度猫柳類の生花の稽古のはじまる季節である。月初めには水仙。そしてちらほらと花をつけた寒桜、実菊も黄色い花が咲きはじめる。はし榛ばみの留にそえると品が良い。赤芽柳は猫柳類の中でも初歩的な花型を習うのに太さで五本でも良い形が作れる。呉、副、刷、留、控の基本的な五枝の形がわかれば次は総岡、見越を加えて七木の形。そこで生花の基本的な花型。技術上では又木配りの使い方、横配りをかけて五枝、七枝の笠間への留め方が稽古できる。稽古を重ねて十五本ぐらいまでいけられれば次の段階に入る。てくれ5 シ」mpつ。τしイ山芳ii<周

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