テキスト2009
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仙頑張周司グラジオラス花器青と白の繰り込み水盤杜若、花菖蒲、槍扇と葉組物の稽占が続く。そして反になると、しっかり育ったグラジオラスがいい。花色は様々だが、生花にするなら柴の良いものが必要である。とくに葉先に注立して選ばないと、葉が足りなくなる。よく枯れた葉先が切り除かれたりしているのが売られているが、そんな柴はまともに組こめないので葉数が足りなくなる。この作例では紫色の花を使っている。紫と円、或いはピンクと白など二色使ってもいいのだが、いけ上がりの感じは一色の万がよさそうである。夏のグラジオラスは、しっかりしているので花は三本で充分だと思う。化三本は点、副、胴に挿し、それぞれ三枚ずつの葉組をそえ、留と控は三枚ずつ組んで形作る。グラジオラスは一年小し川られているが、春咲き種より夏咲き種の方が幾分か大きくしっかりしているようである。在咲き桂なら花二本、柴組は三組でいい。ーよ~・花型行型16

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