テキスト2009
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よろはいぷっさしゃくやむ害額の栽培園で特別に切ってもらった荒川被を使って、白梅の十日木と投入にした。左下に仰びた横枝がおもしろいが、温室で育てられているため葉が青々としている。蓄蔽は冬の露地でも花を咲かせることがあるが、冬蓄積の風情を出すには霜に当たって紅葉した葉を混ぜたいところである。花器花材菩誠耳什陶花瓶二種白梅お正月について、以前「私にとって、お正月は唯一の宗教的な行事である」と古いたことがある。キリスト教同や、イスラム教のような一神教同とちがって厳格で統一された宗教上の行事はない。日本人は、それらの固から見れば無宗教、或いは一神教ではあり得ない名称教的な国に、そして無宗教な国のように忠われているのかもしれない。実際私の家でも、長れにはクリスマス(素子の誕生日でもある)を祝い、三卜口には鹿山寺、東福寺、西大谷の御先祖株のお墓にお詣りする。元日は家で家族揃ってお祝をきっちりとする。そして二日には上賀茂神社に初詣に皆で行く。神様、仏様、やや影は薄いがキリスト様も拝む対象なのである。日本には神様が、以山いらっしゃる。八百ず万の神。菅原道山パも東郷元帥も神株だし、お釈迦様と、イエス・キリストとではどちらが偉いのかと比べてみたりする。また、隣の中国では儒・仏・道の三教が仲よく併立している。仏教で具合が悪いときには道教か儒教寄りになるが、日本でも明治初期、日本という同の自覚しはじめた頃廃物棄釈などと云って祭政一致を目指して一神教問をH指したようだが長続きはしなかった。忠はお正川と御先祖様が大事な、半無宗教的な暮らしをしている。仙粛彩歳冬ふゆ蓄そう磯ぴ仙渓9

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