テキスト2009
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やまとりかぶと山鳥兜鉄線花型垂体副流し花器赤褐色紬花瓶山と渓谷社出版の「日本の花」という本に野生の山の大きな写首六μ児がのっている。撮のそ影りこされたのは上信越国立公園の野反湖の近く。背景には鋭く尖った青黒い山頂から中腹にかけて台渓が内々と流れている。今から三十年ほど前の八月三十一日にとられたと記されている。そんな宜丙一(を見ていると私も見に出かけたくなる。だが折角出かけても目当ての花には中々出会えないだろう。その点、花専門の写真家は、いつ、どこでどんな花が咲いているかをびっくりするほどよく知っている。そして花集めにすぐれた花屈さんも、大したものである。先月華道京展でケンチャンは木瓜がいけたいというが「今頃木瓜は咲いてないよ。実でもよかったら、」と云ってたら、九月十日に実だけでなく花の咲いた木瓜の枝を探してきでくれた。おまけに赤と白の椿までそえて。山鳥兜は九1十日凡に咲く。その山での姿を想像しながらいけた生花。仙粛叫、f副、』ー、真6

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