テキスト2009
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いh九一予たで好きな花ぶのまんま(犬幼少)は蓉科の犬家/属日本小どこにでも生えている野平としてのよ撃は鮎につけて食べる柳撃のように食川には川いられないので、−級ドという立味で犬琴とよばれるようになったということである。何故一級下のものに「犬」という冠称をつけるのかは知らない。同じ犬琴胤の中で大毛裂をいう江戸時代に渡来した品種が切花として売られている。白生種の犬琴より花穂が大きく、裁培種なので本もよく揚げてくれる。好きな花なのだが、切花として売られるようになったのは、それほど昔にさかのぼらないのではないかと思う。街虫けちの私は、妹達がままごと遊びに使っているのを見た憶えはなかった。童謡や童話でそんな花のあることは知っていても、実物は知らなかった。親しみを感じ、好きになったのは化犀で見て知ってからのことである。そんな知り方をした野草はかなり多い。とり令わせは琴の色や安をひき立たせるために、’H能謄と少しだけ低く紫の龍謄を配色した。以前、源氏物語の五十四帖の絵の一つに赤のまんまの坐花の絵を描いたが、私の好きな絵の一つである。花材大毛琴龍謄白と紫花器燥し焼水盤仙粛11

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