テキスト2009
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みやまび々〈tんしんぱく伊吹花型一草型留流し花器煤竹竹筒伊吹はひ檎町科、び、ゃ〈柏し槙ん属の常緑高木で、海岸などに自生する。ピャクシンとも呼ばれる。社寺の境内や庭園に植栽され、長寿で天然記念物に指定されているものも多い。その中でも小豆島の宝生院にある伊吹が円本国内で最も長寿とされ、幹周り約十七旬。樹齢は千数百年と推定されている。よく盆栽に利用される深山柏槙(槙柏)や、生垣にされる貝塚伊吹はともに伊吹の仲間である。生花の稽古に使われるのは目〈塚伊吹が多い。葉先が尖っていないので手が痛くならない。基本の行型が身についたらこんどは副流しゃ留流しなどの草型を稽古する。枝先が細長い場合は先を切りつめてしっかりとした輪郭をつくるようにしたい。作例では副の枝先をそのまま使ったので、写真にすると副が弱く感じられる。百留仙渓P可剖胴岡リ7

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