テキスト2008
83/145

aa−四岨句L司V、J−。f、この盛花も風通しよく、木賊や蛍風通しよ母がよく「もくう機晩春なのですからね、風通しよくいけましょう。こうやって手が通るようにね」と教えて袋の聞を抜けてくる涼しい風が感じられるようにいけている。そして「いけ終わったら水をかえてゴミをとって美しく見せましょう」木皆賊覚、蛍え袋て、いあ泡るわも盛言りし升葉よう麻でま、あどるれ。も身近な植物である。木賊は、庭石の裾などによく植え込まれているが、京都の町屋の格子窓の下に、四角い鉢に植えたのがよく置かれている。蛍袋は、ちょっと郊外に出かけると、この季節には普通にお目にかかる野草である。泡盛升麻は近畿地方から西の山地に野生している名牛草で、五月から七月にかけて花が咲く。今の季節、花屋に沢山アスチルベが並んでいるが、これは泡鹿升麻の属するチダケサシ科の花の園芸品種である。アスチルベとよぶと洋花のように聞こえるが、母種は中国と日本なのである。この盛花も母の云ってたような涼風の感じられるいけ上がりになった。花材木賊蛍袋泡盛升麻花器紺・’口練込手水盤岨10

元のページ  ../index.html#83

このブックを見る