テキスト2008
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パフィオペディルム仙粛空色のデルフイニュームには、この淡青色の花瓶をと考えながら、とり合わせる花を選んでいたのだが、いけている間にデルフイニュームが小さくなってしまった。とり合わせたのはドラセナとパフィオベデイルム。ドラセナもパフィオベディルムも確かな栽培品種名はわからない。パフィオペディルムはヴィナスのサンダルと玄、っ岳山味の名前だそうである。だが私には蛸の頭のように見える。蛸といっても小さな飯蛸。十九世紀にイギリス人が東南アジアで見付けて栽培がはじまったらしいが、その後人気があったらしく、大走に採集されたらしい二年に京都で聞かれた自然保護を目的とするワシントン条約締結凶会議の記念切手にはパフィオベディルムが描かれ、「種の保存」を象徴する花となっている。私の植物事血ハのパフィオペデイルムの項には一し今一種のP1具がのっている。そのうち六一種が原種で原産地名がつけられている。小凶南部からインド、東南アジア一帯に分布している。切花としてはなるべく花茎の長いものをえらぶ。花材デルフイニュームパフィオペデイルムドラセナ花器淡青色角瓶九九J一a11

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