テキスト2008
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念会Luおおでまりゆきもちそう大手盤雪餅草花型株分け挿主株大手越子株雪餅草花器小判却水盤いい格好な枝を見付けると、何とかそれを生かして使えないかな、と思案する。私の場合は生えている木の枝でなく、花屋に置かれている切枝なのだが、切りとって来た人は多分、誰か喜んで使ってくれないかな、と思って切ってきたに相違ない。だが、そういう枝は生花の花型にはおさまりにくい。立花なら役枝が九本もあるのでどこかにおさまる。投入の形は自由なので、どこにでもさし出せる。この大手強の真も左斜前にさし出した長い細枝は奇妙なのばし万で、正式な生花の花型ではない。大手誌は落葉低木で初夏の花である。はじめのうちは写真のように花弁は淡緑だが間もなく白くて丸いかたまりになる。大手盆にそ、える花として雪餅草を選んだ。同じ頃、山林の落葉の聞から花が咲く里芋科の多年草である。同じ科のて天ん南なん星しょ属うのむさ浦し島あぷ草み、武蔵鐙などが初夏になると鉢植で売られている。他に媛tしwr、句、草、各種の天南星属の花も出てくるが、浦島草と、雪餅草が、いけばなには向いている品種である。芳依府司イ山6

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