テキスト2008
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いちはつ鳶尾花型行型花器淡青色紬水盤紫色の花の咲く本来の鳶尾は、最近あまり見かけられなくなり、代わりに白花のニオイ・イリスが鳶尾と呼ばれている。ニオイ・イリスはヨーロッパ原産で、根茎は香料に用いられる。葉は幅がひろく厚みがある。杜若の葉組に準じていけるが、花は葉よりも高くする。ドイツでは何度か、庭に咲いていたドイツアヤメを切らせていただいて生花にいけたが、このニオイ・イリスを大きくした感じでよく似ている。花色が多く、花に芳香があるので、その都度楽しませてもらった。7 {山渓

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