テキスト2008
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ばら蓄積の立花一一月初旬。NPOいけばなネットワーク引京都の仲間で蓄積を主材にしたいけばな展を開催した。滋賀県竜王の切りパラ生産者、杉本さんの全面的な協力で却種の蓄殺を提供していただき、いけばなで蓄蔽の魅力に迫ろうというものだ。入らない動きのある蕎蔽ができないかなどと事前の相談を重ね、いざ本番。会期前に花をいただきにパラ園を訪れた。もと花立ちがよくなくて、今回にあわせて植え替えるから根元から切ってもらうことになっていた。花を咲かせているではないか。「きっと、もう植え替えるという話を聞いた蓄積が、こらいかん!と頑張って花を咲かせたのでしょう」と杉本さん。「だから皆さんも、花にたくさん話しかけてあげてくださいね。」と言われた言葉にも説得力がある。特に蓄積はプライドが高く人の気持ちを感じとりゃすいそうだ。の真となった。品種名はマニエルノワール。とても優しい色合いの花が咲く。左に伸びた横枝も真と同じ幹から出た枝である。苔梅と寿松をとり合わせ、大輪蓄積(オスカl)、スプレー蓄穣(ファンファール)、ハウスの外で咲いていた冬苔蔽をいただいて、蓄積の立花となった。花型行型花器耳付緑紬コンポートどんな品種が切れるかとか、日頃手に私が使わせて頂く予定の蓄被は、もとところがパラ園に着いてみると見事に結局少し切らせていただいて私の立花仙渓11

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