テキスト2008
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冬の華道京展一片一O日から京都大丸で開催された「華道京展|春、きらめいて。」には、寒い時期にもかかわらず、例年を上回る来場者があったそうだ。新しい年を迎えて、新鮮な「美」に触れたい、そんな気持で来られた方も多かったのではないだろうか。冬には冬にしかいけられない北があり、いつもとひと味違った見応えのあるいけばな展であった。この華道京展に、前期も後期も水仙の立花を出品した。前期の立花を持ち帰って撮ったのが上の写真である。除町三真Lんなので行の花型である。花は真、正真、請、胴に使い、正真の花は官を人れていたのが咲いてきた。前慌には寒事τ挿した。笑菊も一月になると葉の赤色が鮮やかになり、小さな黄色の花が保広叩に咲く姿も愛らしい。後期には水仙の二株立て砂の物を出品した。水仙の立花は葉に針金を通してノ苧乞つくるが、葉の優美な姿を損ねないようにしなければならない。控枝仙渓9

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