テキスト2008
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子供のいけばな「野茨の赤い実と菊」O三体いけ子供に花を教えるのは楽しい。どんな長さに切ればいいのか。どれを長く、どれを短くするか。どっちを前に、どっちを後ろにするか。残った枝や葉もさすのか。とにかく最初はなにも分からないのだから、少ない本数で小さくいけてもらうのがいい。枝先や花どうしがくっつかないようにすることや、葉をていねいに広げることを教える。花が気持ちよさそうに見えるようにいけてあげることが肝心。実際には基本花型の六つの役枝のうち、三つ(真・副・留)で「三休いけ」にしたり、二つ(真と留、副と留)で「二体いけ」にする。枝と花。花二種など、初めの内は二種類の花材で教えることで、楠物が持っている、それぞれの雰岡気をしっかりと感じとってもらうのがいいだろ、っ。野茨の赤い実の可愛らしき。菊の清々しきが感じられれば、少しぐらい変な形になっても大丈夫。きれいな水をたっぷり入れて・:。いけた花がいきいきと輝くように。野茨の実糸菊(蓄積科)(菊科)点真副留三体いけ剣山にさす位位J留作例では7Fの丸剣山を使っている。右横から見たところ苗i高リ副主材材' ・64

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