テキスト2008
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おとこえしドレ又》。しっかり支えてくれている。時々いけばな展でも使う、私の好きな花器である。カサ、フランカ花器赤ガラス花瓶「どこへ飾ろうかな?」と考えながら、この花も楽しくいけた。思っていた内玄関の大きな臼の上。風が通るので金水引が優しくゆれる。まだ暑気の残っている九月とちがって、花はもっとしゃっきりと咲き続けてくれる。毎朝水をかえて手入れする。「昨Hは締麗だったわね。今日も一日お願い」と心の中で舷く。ネリネは南アフリカ原産の球根植物で、大正初期に日本に来たが、夏は休眠期だそうである。そして姫彼岸花という別名もつけられている。細い茎に、黄色い小粒の花の並ぶ金水引、そこに白い男郎花をそえると、すっきりとした秋を感花材金水引男郎花ネリネ花器手付き龍どこに飾ろうかな花材ピパlナムの実オンシジュlム〈3頁の花〉楼子3 /

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