テキスト2008
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vz,立井化夏なつ櫨はぜやい満天だんつ星つじ、丸葉の木(紅満作)、錦木、点コリ、な花型立花行の花型花器天女模様銅器京都では八月のお盆を過ぎると、それまでの猛暑はほんの少し柔らぐが、九月中頃まではまだまだ蒸し暑いHが続く。ところが日本は南北に細長く、しかも平地と山地が直ぐ近くにあるため、九月中句にもなると近くの山や北日本で紅葉しはじめた花材が手に入る。ど、私達が花屋で手に入れられる紅葉ものにもいろいろあるが、中でも七竃の紅葉、しかもよく締まった枝葉の七竃の紅葉は、奥山に訪れた秋を、高山の澄んだ空気を感じさせてくれる点で、抜きんでた味わいがある。作例の立花では紅葉しはじめた七竃で主な役枝をつくり、晒木に山苔をからめて深山の長色をつくって、白菊と松で清楚に紅葉を引き立てている。正真白菊控枝晒木真七竃流枝晒木副七竃胴晒木に苔見越七竃に苔七竃七竃紅葉請七竃前置松{山渓6

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