テキスト2008
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かやっりぐさほたるいこしゅろl真シペラス紅葉花塑行型花器金色羊形コンポートシペラスは、秋に枯れる夏草だが、枯れる前に紅葉したのは見たことがなかった。淡茶の枯色に、ほんのりと赤みがきしている。その赤みを眺めていたいので、あまり自立つ色の花でなく、官官のアイリスをとりあわせてみた。蚊帳吊草科・蛍関属の草本なので同属の植物は日本にも自生している。作例のシペラスの和名は小椋欄蚊帳吊で、原産地はマダガスカル島だがその小型化した閑芸品種である。私達が夏によくいける太−A蘭b』いも同じ蛍商属の花材である。日本の野草としては本蚊帳吊、畦蚊帳吊、玉蚊帳吊などがある。京都なら賀茂川の川岸にも沢山生えている。花持には金色の羊形のコンポートを選んだが、留側のアイリスの他に濃紅色のミニ韮闘機などもよさそうである。この花器は「花ふたり旅」のとき、ニューヨークで買って、その日ブルックリン橋の下で使った。十月の凍えそうな夕暮時に・:。アイリス高lj{山芳依所司6

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