テキスト2007
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,dいVサU目叫玉ず旬川この鹿のワインクーラーは両親(仙薪と素子)がはじめてアメリカを旅行した時にボストンで見つけたもので、冷たい水を入れると銀色の表面がうっすらとい雲って、見た円にもきりりとした冷たさを感じる器である。このワインクーラーに雨水で洗われた晒本をのせて、山奥の宥清水のようないけばながいけられないかと考え、蘭と鉄線をいけた。あえて鉄線の色を濃紫色と白でおさえてパフィオペデイルムの渋い色と面白い形に円がいくようにしたが、岩清水の涼感をねらうには、鉄線では園芸北の感じが強いのと、色あいももう少し明るくするべきだった。例えば緑鮮やかな七竃に笹百合と撫千をのぞかせると日本の狩り場を連想できる。いろいろと考えるべきことを教えられた花となった。この蘭は小さな鉢から根付きのまま取り出して水苔でくるんで木の後ろに同定してある。再び鉢にもどして一ヶ月になるが、写真では蕃目だった花が今美しく咲いている。大変強い熱情アジアのジャングルの花なのである。花材パフィオ・ペディルム鉄線(クレマチス)て種晒木鹿一玖付ワインクーラー岩清水?仙渓11

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