テキスト2007
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お芋より花仙粛このダリアを見ていると、色の濃さ、花径卜五Yの花は、よほどしっかりした栄養源に支えられているらしい。実際にダリアの球根は薩摩芋みたいである。以前にもテキストに古いたが、ダリアがメキシコからヨーロッパに入ったのは十八世紀末の頃で、最初は根が食用にならないかと考えて移入されたらしい。だがあまりおいしくない。そのうち締麗な花の咲くことがわかって、花として栽培されるようになったということである。原産地のメキシコでも、原種の自生種は、めったに見られないそうだ私の植物図鑑に出ている自生種のダリアはピンクの小さい花だが、革薮の中で細い茎が二伝ほどに伸び上がった先に咲いている。とてもこの頁のダリアの原種とは思えないほど楚々とした感じである。デルフイニュームは’円と青、そして空色の三色を使ってダリアの色と対照させている。フィロデンドロンはモンステラより葉柄が長いので様々な使い方ができる。そこで一枚は左に伸ばしてモンステラとは感じの達っ彰乞強調して形造った。花材デルフイニュームダリアフィロデンドロン・セロウム花器円色粕水盤。10

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