テキスト2007
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あじさい南半球から〈表紙の花〉仙驚〈2頁の花〉楼子カーネーション少し以前のことだが、五月に柿を買ったことがある。ニュージーランド産のシlルが貼つであった。日本の初夏は向こうの初冬。あまり美味しくなかったが技術的には日本の富有柿のような柿も作れるのだろう。作例の紫陽花もニュージーランド産である。十二月頃から入荷しはじめるが、ニュージーランドから一旦オランダのアlルスメアの生花市場(世界最大)を経由して日本に輸入される。萎れやすい紫陽花をどんな方法で栽培し、輸送するのだろう。そして水揚げがとてもいい。とり合わせは色遣いを押さえ、濃赤色とそれより少し淡い帯僚をそ、えた。花器も紫陽花の色に近いブルーを選んで混色を避けた。花材紫陽花荒川被二種花器濃紺紬八角花鉢カーネーションはいつも花屋に売られていて、委即は茎失った花のようにも回心えるが、一番種類が多くなるのは春からで、5月の母の日を迎えるまでの問、色々な種類の花と出会える。や柄の異なったカーネーションと小手誌をとり合わせて投入をしたが、先Hも稽古で一度に七種類もの色2

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