テキスト2007
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さんごみずき珊瑚水木真椿花型草型副流し花器焼締深鉢珊瑚水木は落葉したあと寒さにあたって幹や枝の朱紅色がいっそう鮮やかになって目をたのしませてくれる。中岡東北部からシベリア、朝鮮半島北部に分布する落葉低木で果実は夏の終わり頃に向色に熟すので白玉水木あるいは白実水木というのが本来の名前である。京都駅中央改札横の迎、るいとしていけた生花を椿をいけかえて写真に撮った。花席が大きく、それにあわせた大型の生花なので珊瑚水木はめいっぱいの長さに使い、十七本を真、副、胴にあてた。水盤の底にゴムを敷き丸板をのせてその上に蛇の日(鉛の輪)を置いていけている。又木配りは広いものを使って前から見たときの足元の太さが太くなり填さないように注意したい。留、控には季節の椿が似合う。仙渓9

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