テキスト2007
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梅の老木水仙花型草型真流し花器淡青色粕六角形花瓶この梅の生花は一本の枝だけを撲めずにそのまま使っている。花屋で見付けたこの梅は、苔のよくのった大技の一部である。太い幹から幾本もの枝が分かれている。紐で締め括られているので、一本、本の枝の形はわかりにくいが、よく観察すると特徴のある枝がまじっているのがわかる。これはいい枝だなと思う枝があれば、その良い部分の上下を目で追って形になるかどうかを確かめるのである。そして自分の見定めた枝は、その姿をより偲庄立たせるには余分に挿し加えない・万が良い。同じ姿、形の枝はあり得ない。そんな枝をよく見据えた上で、生花の花型に合わせていけ上げてゆくのだが、うまくいったときの嬉しさ、それが生花という花刑ナ乞飽きずにいけ続けさせる理由なのである。留控;ν 刻医厨司月同一国lj/ イUI8

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