テキスト2007
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いやたのかんばっ(第三賠償郵便物認可1985年日月おU)桑原専度流いけばなテキスト却号2007年日月l日発行(毎日l阿lけ発行)桑原存度流家元発行仙粛彩歳婦人雑誌や週刊誌には様々な娯しみや、癒しというのだろうか。そんな事の案内で頁が埋めつくされているように見える。しかもそこに何々はいくらと値段までのっている。まるで、自分の内面性が対価を支払えば手に入るような錯覚におちいりそ、つである。十一月号には、どこそこのお重(おせち料理という言葉は好きでない)にはどんなものが入っていて何万円とか、どこそこのホテルか旅館ではどんなお正月が用意されているとか、その上味わえる気分まで説明してくれている。お正月とはそんなものだろうか。私について云えば、お正月のお重は舟に教えてもらったのである。母は母の母から習って、そこに自分の好みや僕たちの喜びそうなものをつけ加えてくれていた。息は私で付け加え、今は楼子がそれを自分流にアレンジしている。伝統、トラディシヨナルとはそんなものなのだろう。いけばなも同じような過程をふんで伝承されてきている。足したり引いたり。足してよくなることもあり、悪くなることもある。引いてしまう方がいいこと、よくないこと。そんな歳月を経て誰もが満足できるものになってゆく。現代、多くの人が満たされない想いを抱きながら日々を過ごしてい定価五二五円ZF円。一\\さをさ・一2項目wyω38DWO−−noヨる。それはおそらく伝統が仕事によって断ち切られたせいではないかのである。(次号へ)早蓮木の皐の字は訓読みではヒデリと読む。皐魅の皐の字である。この皐の意味と、広々した池に咲く蓮とがどう結びついて、この木の名前になったのか、さっぱりわからない。原生地は中間の山の中や渓谷だけなのだそうである。口干蓮木は水木科の落葉高木で高さは三十江にもなるらしい。日本で栽培されはじめたのは近年になってからのことだろうと思うが、いけばなにはじめて使ったのは、二十年ぐらい前からではなかったかと思う。ここでいけた回下蓮木の実は、まだ淡い緑色だが、熟すると黄色くなる。最近中国で、この木の実や根に抗癌作用があるらしいことがわかって注目されている。奇妙な形をしているが、その淡緑色は美しい。カーネーション五色と赤黒いダリアをとり合わせてみた。カ!子|ションは皐蓮木と同じくらいの大きさで丸い花だが、早蓮本との色のつながりにと淡緑色のも一輪つけ加えた。花材皐蓮木ダリア花器銀彩一崩査(森野泰明作)とm心う。生活が宙に浮いてしまったカl、不lション皐爾かんれ蓮んぼ木く仙

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