テキスト2007
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る拘宇品マ。。」「→,n1レUUU1T庁プロ矢半草はやや出った林床などに生える、雪の下科・矢車草属の多年草である。地面を覆うように群生する。五枚の小柴に裂けた大きな柴は、木漏れ日を少しでも多く受けるためのものだろうか。花は初夏に咲き、長く伸び山た花苓に白い小花を街生させる。鯉のぼりの竿の先につけられる矢車に似た葉は、夏の内から次第に秋色に染まってゆく。矢市r平の柴には.一,卜γほがついているので、花甲府の口元に挿すと、それだけで水際を美しくつくってくれる。釣った魚を人れておく魚能の形をした能花入れに、色付いた矢車草の葉を一枚挿し、その後ろから鶏頭と瑠璃虎の尾を山した。鶏頭と虎の足は葉の形が似ているので、二種だけでは色は良いが形に変化をつけにくい。そこに矢車草の大きな葉を加えると、ほどよく茂みを隠してくれて花型も引き締能にいけるいけばなは、能の口瓦に量一なる柴を透かせることで、重苦しくならないようにする。秋の涼風を感じるようにいけたい。花材矢車草の葉鶏頭瑠璃虎の尾魚能型竹能どの宅矢車草の葉仙渓11

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