テキスト2006
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、−V。 ドレレロEHな感じになる。又そんな時釆ナに売られている蒲は葉先の枯れた部分が切りとられているので生花には使えなそれに、この頃花屋ではひ姫めが蒲まが多くなってきているが、葉が細いので、本数を多くしなければならない。そうなると乱れやすく、まとめにくい。その上本来の蒲とくらべると、苦労してまとめ上げても大していい生花にはならない。作例では、同じ水辺の植物として杜若を留側にとり合わせた。蒲は真、副、胴の三本しか使つてないが、かなり力強く入っている。とり合わせたのは四季咲種の拡右なのだが、この品種の杜若は五月頃のとは違って、葉が細い。そこで、業組の数をふやして総問、留、留の沈み、控と四役にした。それでようやく蒲と釣合いがとれている。A図はいけ上がりの図解だが、B図は留側の四役の分解図である。胴の蒲の右下の前から総園、留、留の沈み、控の順に挿している。この四組の葉組で左右が釣り合っている。海老殻荏は帯十微科・木喜属の落葉低木だが、木毒属は北半球の温帯に三百種以上が広く分布している。749n 赤褐色紬花瓶私の使っている植物図鑑にも木喜属の実と花の写真が三十種ほど載っている。木毒類は普通果物として売られている草本性の「高」とちがって、木に生る待である。私達がいけばなに、よく使っている木惑は構毒で、本州の太平洋側に分布していて、四i五月頃、黄色の実ができる。作例としていけた木喜は、海老殻毒で、北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国と広く野生分布している。図鑑などの説明だと、日本の至る所で見られるように説明されているが、結実期でないと見分けがつかない。もし八月の実が熟した頃、山の中で海老撃母に出合ったら是非食べてみたい木惑である。赤褐色の枝には蕎薮科の植物らしく赫がついている。実は十粒ぐらいづっ細い措枝につくので、投入向きの花材である。そして実がよく見、えるよ、つに横に張り出していけたい。とり合わせは季節の草花で、一輪の花が大型のものがいい。ここでは一輪咲き鉄砲百合とした。花材海老殻芯一輪咲き鉄砲百合海えぴが老らい殻ちご慈仙粛7

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