テキスト2006
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寸いれんひつじぐさかせる。自然の姿どおり直立させるのが基本だが、低く広がる花型にして趣を変え、中心に同じく南アフリカ原産のカラーをのぞかせた。花材アガパンサス京都から若狭湾へ抜ける館街道の途中にある朽木の山間へ、吉田慶史さんの道案内で睡蓮を採りにいった。睡蓮の池に入るのは初めてだが、自分で花も切らせていただけるとは、有り難いことだと思う。半ズボンに着替えて泥池に入った。泥に足が沈み込んで抜けなくて、前へ進めない。何度も倒れそうになりながら泥中を横に這う睡蓮の根茎を素足で確かめながら、満開に咲き揃う花へと近づけた。水面に点々と咲く睡蓮の花。夢を見ているような京色の中で、採るのも忘れて開花したばかりの淡紅色の睡蓮をながめた。私の万はすでに汚れてドロドロなのに、この花は何故こんなに清らかなのかと。早速家に帰って睡蓮が閉じてしまわない問に花をいけた。十二輪の花や葉、巻葉をいけるには大きな水盤(直径五十す)が必要である。たっぷりの水をはって、縞太蘭ととり合未草花器黄花海芋カラジウム二種背線陶水盤({円ド英子作)〈表紙の花〉棲子) 3 睡蓮のブーケ花茎の固いものをえらんでポキリと折る花花白日わ器材生本せすにた陶!陸るは大大蓮。自作鉢色で(縞と小争宮太5形。本閥ぶ種(のひ高博作!{さ主主2一のはみ)が

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