テキスト2006
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矢・曜草ι17た珍しく、矢車草の開花した鉢を見白花と淡紅色の二鉢である。二十年ほど前、葉だけの鉢を日ってきて庭に植えて花の咲くのを待ったが、五年たっても八年待っても花は咲かず、卜年ほどで消えてなくなってしまった。そんな花が立派に咲いているのを見るのは嬉しいことである。鉢のままで観賞していればいいのかもしれないが、私としては、切って花瓶にいけて、皆さんに見ていただきたいのである。雪の下科、矢車草属の花で、深い山の湿り気のある一昨でしハ川の末から咲きはじめる。花色は主として白色だが、淡紅色は、はじめて見た。h花種の矢車草の葉は緑色だが、淡紅色の花の咲いた店の葉色は紫色がかっている。写真で左の万にでているのが淡紅色栂の花の葉である。とり合わせには、季節の山の花として山紫陽花と、野萱草を選んだ。山紫陽花は本切りだけでは心配なので、切り円を焼いていけている。野芯ua草はあまり長くないので、竹中中をそえて挿している。化器は、この−−一位の花に対してはこの淡青磁がよく合っている。花材矢ぃ山「山平山紫陽花野公一草花器青磁花瓶仙粛9

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