テキスト2006
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立派な蓄額すごい菩破!、!と楼皆が口を揃えて見て下さった。いっぱいに聞いたときには十五Y以上になった。いけばな用に切り替」して栽培されている蓄額の種類は数えきれない。その上毎年新種が発売されているので大きい花屋さんだと常時十種類近く並んでいる。とくに自然開花期には毎日違った品種の蕃杭慨が入荷している。私が子供の頃は、五月、六月という菩蔽の最盛期でも、せいぜい五種類ぐらいしかなかったように思、っ。それに紫陽花も随分種類がふえたその上水揚げがよくなって、いけばな展に使っても水揚げがいいので安心していけられるようになった。おそらく栽培と出荷の段階で様々な新しい技術が導入されているのだろ‘っ。この盛花では淡グリーンの紫陽花をとり合わせて紫陽花の大きさと対比させてみた。そして白い大きい蓄積を左に軽くのばして花型に動きを与えた。五月の初旬は晩春の感じ。中旬を過ぎる頃には初夏の花の季節になる。そろそろ地咲きの日本の宵合も咲きはじめるし、新緑のとり合わせの楽しめる月である。紫陽花花器青・白練込手コンポート花材菩破二種ばらあじさい。子10

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