テキスト2006
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ボケツバキ淡乍で「木瓜」、「栴」と書くよりも、片仮名でボケ、ツバキと書いた方が、この投入にはよく合っているよ、つである。というのは、格は内パ出口に山るべき校から小枝がのび山て、品川総の葉が規則正しく生えて樹形も丸くおだやかである。そして品種の性質に従って十二月に咲く品種は卜−一月に、一刀に咲く品種は大体正しく一川に咲くの分岐に一定のきまりがないような木である。そして晩秋の小春日和にめぐり会うと、暖かいし又ちょっと咲いてみょうかなという感じで咲く。しかも存に咲いた化の突のすぐ横で咲くのである椿は一本のしっかりした幹から重厚に枝葉をしげらせる。木瓜は数本の株から分かれ枝が、それぞれ思い思いの店向に仲びて、とりとめのなくからみ合って成長してゆく。その対照的な感じがこの投入に出ているのではないかと忠う。格のまとまり、そして舞い上がってゆくような木瓜の枝。そう見えてもしっかり粘り強いのが木瓜である。そのつ淡紅紬花瓶.H、木瓜の卜刀は大枝から小枝へ花・楼文なぎにクリスマスロ!ズ。花材白木瓜椿クリスマスロlズ・仙粛イlニG品11

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