テキスト2006
142/143

ドあおいみもの秋が深まってくると、色々な実物花材が出てくる。中にはあまり見ることのないものもある。七百ハの緑色の英付きの角胡麻も実物を見たことがなかった。成熟して爽がはずれると英の細い部分にかくれていた鋭く長い赫が二本開くのである。一体何の為にあんな臓がついているのか知らないが、多分あの赫が通りかかった動物にひっかかって実が遠くに運ばれるのだろう。この頁に使ったのは紅葵の実で、英名はロlゼル。オクラに似た花が咲/ふ発科ハイビスカス属のアフリカ以産の一年平。柴や赤い芳からハーブティーやジュースが作られる。実の色は左前日の通りの色だが門んだ筋に陰影ができるので見た目には深みが感じられる。この実に対する配色にも様々な花のとり合わせが考えられる。まずみFJえられるのは白糸色の濃淡である。そこで選んだのが紅葵の実の色を少し淡めた色のネリネである。そして、そのネリネの色を更に淡めた白に近いピンクのネリネで、濃いピンクのネリネと紅葵の色をひき立てた。これにそえる葉として褐色のmh芋科の観葉植物をそえた。花材紅葵の実ネリネ里芋科の観葉植物花器白磁広口蓋紅葵の実仙驚11

元のページ  ../index.html#142

このブックを見る