テキスト2006
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←ν42u4un一v,hhU 青磁花瓶(清水卯一作)梅擬の小さな赤い実は枝に数ミリの軸でつながっているため、直接実がついているように見えるので校全体の美しさは格別である。流祖の冨春軒仙渓も立花時勢粧の中で「津水木、水木、梅擬の三木は業あるといへども業をもぎて用うべし。もがざれば早く実しほるる也。又見事ならず。」と書いている。今日花材としての梅擬も、産地あるいは花屋で葉は取り去ってあるが大変手間のかかる作業だそうだ。復慌の赤い実はいかにもハレの日にふさわしい。三種の菊をとり合わせて青磁の査にいけると気品が香るいけばなになる。花材梅擬(貌の木科)菊三種う梅めも擬どき仙渓9

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