テキスト2006
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伊吹花型草到流流し花器煤竹寸筒近頃生花の花材の種類が少なくなってきたが、伊吹、槙(朝鮮慎)、姫柾木等は、新芽の季節以外は、いつでも手に入る。この=一種は枝物生花の基本的な花材なので、私の稽古場でも折にふれて使っている。一束は大体五本括りで完られているが、その五本括りで普通七休(真、副、胴、留、控に見越と総囲)の枝が確実にとれる。枝の表裏、真と副の長さの比率、副と真との分かれ目の高さ、留の振り出し日の高さと方向。それらがのみこめれば、これから使う梅の花塑もきめられるし、三月の桜の花型作りも容易になる。この作例は副流しだが枝物生花の基本型としている。真留7 {山芳紋所司

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