テキスト2006
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畜戸水仙花型株分け主株花器陶水盤十二月には水仙一色の立花をいけたが、今月は水仙の株分けの生花にしてみた。立花の方は形を構成するのに力点をおくが、生花は葉組など細部に及ぶ技巧がいけ上がりの姿の美しさをきめる。水仙の葉には特有の捻れがあり、その上、曲がってもいる。その捻れと曲がりをよく兄てなは枝の最も長い主業をきめる。作例は、本仙が盛期に向か、1m前の姿として、花は葉よりやや高くとり、初冬の水仙といけ方を変えている。そして二月も半ばを過ぎると、花はもっと高く取るようになる。そしていける本数も多くなる。子株仙粛胴6 ;ン

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