テキスト2005
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へん−』か1わばあ八日頁の小品花〉この小口叩化に使った川壷は正.白から見ると幅十三V、高さは三十マほどあるが、縦向きに川氏、っと細長い花瓶に見える。花材は濃紫色のクレマチスの小輸の開花一輪と諒一回二輪。八重の赤紫色のクレマチス問輪。その二種のとり合わせに、柏葉紫陽花の花を一反そえた。小品花には、いける人の好みや気質、その上、その人の手際がはっきり出てくるので、いけ上がったのをじっと見つめたり、まして写真に残すと気恥ずかしいものである。それでも小品花はいけてみたい。多分小n叩化は自分だけのものという感覚でいけるからだろう。小円四化には定形とい、?ものはないが、それでもいけた人の癖、或いは好みの形や配色、とり合わせはある。このテキストの一て作に限らず、私のこれまでの小品花の頁を返し見てほしい。それぞれ違うところもあるだろうが、共通点も見つかる隼円である。よく見ていただければ、私ならここをこんな風にのばしてみたいとか、配色を変えたいという気持がおこると思う。試してみればいいのである。普段の稽古で花の扱い方やとり合わせをよく見ておけば自然に生まれるのが小品花なのである。地が出る気恥ずかしきはあってもいけるのは楽しい。仙粛II

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