テキスト2005
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えにしだなでしこ爽やかな五月ヴィパすいlかナずらムがまはず、み紫陽花によく似ているが忍冬科悉迷属の落葉低木で花は五月に咲く。花色は水々しい淡緑色から白に変わってゆく。白花金雀枝は、花の咲いていない季節にも生花によく使われているが盛花や投入には開花期にいける。水際のピンクの小さい蘭は、オーストラリア原産のデンドロピウム・キンギアヌムで、高さは一Oi三OHンにしかならない小型種である。白花金雀枝とヴィパlナム。同じ花色とはい、?もののヴィパ1ナムの方は淡緑色から白へのうつり変わりが五月の爽やかさを感じさせ、細くても、のびのびとした枝に、小さな蝶々がとまっているように見える白花金雀枝。このとり合わせで、まとまりと流動感ができる。形としては、この二種の花だけでいいのかもしれないが、白い花の清々しきだけでは、折角とり合わせて形作った色が生きてこない。五月の雰囲気には小さなピンクがほしい。ヴィバlナムの下には撫子のような小さい花がいいかなと思いながら見付けたのが、デンドロピウム・キンギアヌム。そして晴れ上がった空のような色の花器を選んだ。花材白花金雀枝、ヴィパlナムデンドロピウム・キンギアヌム花器空色紬コンポート棲子9

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