テキスト2005
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たんご初めての基本花型。立体真主型主材花菖蒲(オクロレウカの借葉)副材巧薬二種五月五日の端午の節句には花首畢捕がいけられることが多いが、花菖蒲の本来の開花季には一月ほど早あやいめためまだ葉がやわらかい。同じ菖蒲科で姿の似ているイリス・オクロレウカの葉を借葉に使って、花菖蒲らしいきりっと立ちあがる形にいけて、小型の均薬をとり合わせる。持薬は一本を幾つかに切り分け、花を挿した足元に豊かに葉を加えて茂みをつくる。真の花菖蒲の長さは、花器の幅と高さを足した長さの二倍にしている。基準(一・五倍)の長さでは花菖蒲の伸びやかさを表現できないので、そういう場合は基準よりも少し高めにする。オクロレウカの葉を花菖蒲の葉の代わりに使ったが、一度葉株をはずして三枚(もしくは五枚)では〈み一つの株になるように組み直す(葉組をする)。その場合の葉の爪の向きと重ね方は左図のようになる。i川川川川川川川ul川川川州州国z4

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